楽天アフィリエイトのキャンセル率が上昇中?
2004.01.26
[ 考察 ]
最近、私もよく見ているアフィリエートに関する掲示板等でも、多くの意見が寄せられている「楽天アフィリエイトのキャンセル率」についてですが、わたしもトラフィックゲートで1年間の運用実績があるので、実際のデータを公開してみたいと思います。
去年1年間12ヶ月の運用実績でですが、以下のようなキャンセル率となりました。補足ですが、アフィリエイトリンクを使用している商品の単価は2-3万円台というごく普通の商品を取り扱っています。
平均すると30.5%のキャンセル率ということになりましたが、7月で急上昇し40%に達しています。次の月にはいったん20%台に落ち着きましたが、9月からは平均値を超え12月に50%にまで達しています。
普通インターネットショッピングでもキャンセル率はある程度考えられますが、40%-50%というのはなにか他の要因が絡んでいるのは間違いないと考えられます。
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どうもこのグラフから察するに去年の7月というのがキャンセル率急上昇のターニングポイントだったのかなと。1-6月の平均キャンセル率は21.5%ですが、7-12月にかけてのキャンセル率は39.6%と1-6月の1.8倍となっています。
去年の7月の楽天アフィリエイトの話題でいうと・・・トラフィックゲート以外のアフィリエイトASPにまで楽天アフィリエイトが拡大し、A8ネット、バリューコマースでも提供されはじめた月になります。(『今年のアフィリエイトを振り返る』のエントリより)
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他社ASP展開が増えたことがキャンセル率1.8倍の要因となっているのか?
このアフィリエイトASP3社+楽天独自のアフィリエイトASPという4サービスでの体制となった場合、ひとつ考えなくてはいけないのが、楽天アフィリエイトを提供しているアフィリエイトASP3社+楽天独自のアフィリエイトASPのどのCookie情報が優先されているのか?という問題です。
この点については、最近のネット上での情報を見ていると、楽天独自のアフィリエイトASPのCookieが一番優先されているのでは?という話がちらほらささやかれています。(Cookie情報の優先についての説明は申し訳ございませんがここでは割愛させていただきました)
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楽天独自のアフィリエイトASPのCookieが一番優先されるどういうことが起きるかというと・・・
例えばトラフィックゲートのアフィリエイトリンクから購入至ったユーザーが、その前に楽天独自のアフィリエイトリンクを踏んでいた場合、アフィリエイト側の成果としてはダブってしまうことになります。
そして、最終的な成果確定時には、楽天独自のアフィリエイトでの成果が優先され、トラフィックゲートでの成果はキャンセルとして処理される、ということが起きます。(これについてはあくまでの仮定の話ですが)
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わたしもこの意見には賛成で、楽天市場独自のアフィリエイトシステムは2003年5月よりサービスインされ(『今年のアフィリエイトを振り返る』のエントリより)、そのアフィリエイトリンクが2ヶ月後にはこのアフィリエイトリンクが増加してきてキャンセル率が7月辺りから1.8倍になったのではないかと考えています。
楽天アフィリエイトをご活用の方、キャンセル率の状況についていかがでしょうか?何か事例がありましたらコメント・トラックバックなどいただけるとうれしいです。
Posted by apple at 19:28 | Permalink
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